歯周病

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再発・再治療」を防ぎ「抜歯」回避する治療
最後の最後まで「歯を守る」ことにこだわります。

細菌にアプローチする「原因療法
重度歯周病にも対応する「歯周外科治療
失った骨を再生させる「骨再生療法

そろそろ、歯周病を根本的に治療しませんか?

歯周病の治療を受けては再発を繰り返し、「歯周病とはそんなものだ」と諦めている方はいらっしゃいませんか。
国民病ともいわれる歯周病ですが、正しい治療を受け、セルフケアを続ければ、しっかり治し、再発を防止することができます。

ところが、実際の歯科医療の現場では「非科学的」で「場当たり的」な治療が行われているのが実情です。
ですから、治療を受けても再発を繰り返してしまうのです。

それでは、科学的で場当たり的でない治療とはどのようなものなのでしょうか。具体的に説明しましょう。

非科学的で場当たり的な治療とは

歯周病の原因は、口の中に存在する「菌」です。
歯周病菌という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。
歯周病の治療では、その「菌」に直接アプローチしなければ、根本的に治すことはできません。

一般的な歯周病治療でも、もちろん歯周病菌に焦点を当てた治療を行っているのですが、それは表面的な部分にとどまっています。
歯周病の原因として歯垢や歯石が挙げられますが、こうした目に見える表面的な汚れを取り除くだけでは、根本的な治療にはならないのです。

もちろん、歯垢や歯石を除去するのは治療の基本です。
しかし、歯垢・歯石を除去しただけでは、目に見えない菌まで除去できません

だからと言って、口の中の細菌を徹底的に除去すればいいのかというと、それも違います。
虫歯菌や歯周病菌のように悪さをする菌がある一方で、健康の保持に必要な菌もあるからです。
身体にいい菌まで除菌してしまうと、口の中の環境バランスが崩れてしまいます。

ですから、歯周病治療では身体に悪さをする菌を特定し、その菌へアプローチしていくことが大切になるのです。
私たちは科学的に口の中の細菌を分析し、根本から口内環境を改善する治療を行っています。

口の中の科学的な分析が治療の出発点

口の中の科学的な分析が治療の出発点

歯周病の治療を始める前に、口の中の診査診断を行います。
口の中の状況をしっかり把握しなければ、治療の方針を誤り、十分な治療効果を上げることができません

私たちは、歯周病の原因となる細菌に徹底してアプローチするため、これまでのレントゲン撮影や歯周ポケット検査、生活習慣についての問診に加え、次のような検査を行っています。

CT検査

CT検査

歯周病が進行すると、歯を支えている顎の骨が溶かされていきます。
画像を三次元処理できるCTを使って検査することで骨の減り具合も明確に把握でき、歯周病の進行度合いの確認が可能になります。

診断に基づいた治療計画で、歯周病菌に直接アプローチ

検査や診断を正確に行うことで、具体的にどのような治療が必要なのかが分かります。
一般的な治療で行われる歯垢や歯石の除去に加え、検出された菌に対し一番効果的な方法で殺菌・除菌を行います。

歯周内科治療

歯周内科治療

風邪をひいたときには、抗生剤を投与して細菌の増殖を防ぐことがありますよね。
これと同じように、歯周病の原因菌を増殖を防ぐのに抗生剤が有効な場合があります。
必要に応じて歯周病菌に合わせた投薬療法も行っています。

下の写真は投薬治療をする前と後とで、細菌の様子を比較したものです。
明らかに細菌が減少していることがお分かりになると思います。

  • 高倍率ルーペ
  • 高倍率ルーペ

短期集中治療 ―「FMD」

短期集中治療 ―「FMD」

通常、中等度以上進行した歯周病の治療は、口の中を6回ブロックに分け4~6回程度に分けて行います。
1回ごとに1週間ほど間隔をあけるので、治療期間は1~2ヶ月かかってしまいます。
ところが、歯周病菌は約2週間で再増殖してしまうため、治療途中にもかかわらず処置済みの部位で歯周病が再発してしまうことが稀にあります。

こうしたことを防ぐため、フルマウスディスインフェクション(FMD)という治療法があります。
FMDは一度の治療ですべての歯の処置を行うとともに、抗生剤を服用して徹底的に歯周病菌を除去する治療法です。
数回の通院で治療が終わるので、治療中に菌が再増殖する心配はありません

治療は自費診療となりますが、重度の歯周病の方や早く歯周病を治したい方にお勧めします。
興味のある方は一度ご相談ください。

失われた骨を回復する「歯周組織再生療法」

失われた骨を回復する「歯周組織再生療法」

歯周病が中度以上まで進行すると、歯周病の原因菌が排出する毒素によって、歯を支えている顎の骨が溶かされていきます。
この状態になると歯がグラグラし始め、最終的には歯が抜けてしまいます。

一度損なわれた骨が、自然に再生して元通りになることはありません
そこで、薬剤などを使って骨などを再生し、歯を再び固定させるのが「歯周組織再生療法」です。
歯がグラグラしなくなれば、抜ける心配もありません。

当院で行っている歯周組織再生療法について紹介しましょう。

GTR法(歯周組織再生治療)

GTR法(歯周組織再生治療)

GTR法(歯周組織再生治療)は歯周ポケットの清掃が終わったあと、「メンブレン」と呼ばれる人工膜を骨と歯肉の間に挿入し骨の再生を促す方法です。
清掃したあと歯周ポケットを放置していると歯肉が骨など歯周組織の再生を妨げてしまいます。
そこで、歯肉が再生を邪魔しないように骨などを保護するというわけです。
個人差はありますが、数ヶ月後には骨の再生が完了し、メンブレンを取り除きます。

深い歯周ポケットの改善には「歯周外科治療」

重度にまで歯周病が進行すると、歯周ポケットの清掃や抗生剤の服用などでは改善が難しくなります。
特に歯周ポケットは器具が届かないほど深くなり、歯の根元に近い場所で歯石が蓄積していることがあります。

このような症例に対して行われるのが、歯肉を切開して歯石などの汚れを除去する歯周外科治療です。
歯周外科治療についてご説明します。

奥深くに溜まった歯石を除去するFOP法(歯肉剥離掻爬手術)

FOP法

FOP法(歯肉剥離掻爬手術)は、局所麻酔をした後、歯茎を切開して奥深くに溜まった歯石を取り除く治療法です。
初期の歯周病であれば歯周ポケットも浅く、器具を使って歯石も簡単に除去できます。
しかし、一定以上の深さになると通常の器具では取り除けなくなり、外科的処置が必要です。
歯石を取り除いて除菌すれば深い歯周ポケットも浅くなり、歯垢や歯石も溜まりにくくなります。

大臼歯を分割するルートセパレーション

ルートセパレーション

歯周病が進行すると、歯の根元の分かれ目の部分にまで炎症が進むことがあります。
右の画像にある赤丸部分が黒くなっています。
そこが分岐部病変です。

歯周病によって歯茎が衰え、歯と歯茎の間に隙間が生じています。
このような部分にまで届いて歯石を除去できる器具はないので、外科的処置が必要になります。
ルートセパレーションでは、歯の根元部分から歯を2~3分割して歯石を除去します。
そうすることで、その後の清掃やケアもしやすくなります。

歯石を除去して患部を除菌した後は、分割した歯に土台をつくり被せ物をします。

歯科衛生士は担当制

歯科衛生士は担当制

歯周病の治療を成功させるには、治療計画の管理、患者様のライフスタイルへの精通、患者様とスタッフの信頼関係が欠かせません。
このためには歯科医師の技術力や経験だけでなく歯科衛生士の技能と人間性も重要です。
そのため当院では患者様との信頼関係を築きやすいよう、歯科衛生士を担当制にしています。

他の歯科医院では、歯周病治療を歯科衛生士任せにしているところもありますが、当院では歯科医師と歯科衛生士が密接に連携することで、効果的に治療を進めています。

患者様を含めたチームで治療を ~担当医からのメッセージ〜

私たちは、治療にあたってチームワークを大切しています。
チームとは担当ドクターと担当の歯科衛生士、そして患者様です。

「患者もチームの一員?」と驚かれるかもしれません。
しかし、患者様の自覚と協力がなければ、治療は決してうまくいきません。
一時的に改善しても、再発してしまう可能性が高いでしょう。

私たちが考える治療のゴールは、目の前の症状をとりあえず改善することではありません。
治療をすることで、口の中の環境を整え、そのまま良好な状態を生涯維持していただくことです。

そのためには、治療後も歯科医院で定期的なメンテナンスを受け、自宅で適切なケアを続けれることが欠かせません。
つまり、患者様の協力がなければ、私たちはゴールに達することができないのです。

誰でも、口のケアの大切さを理解していると思います。
しかし、それを実践している方は決して多くはありません。
それでは、真の意味で「歯の大切さ」を理解しているとは言えないと思います。

ただし、これは患者様の責任ではなく、私たちを含めた歯科医療従事者の責任です。
これまでの歯科医療従事者には、患者様に「歯の大切さ」を理解してもらおうとする努力が不足していました。

私たちは、患者様に「歯の大切さ」を理解していただくため、多くの時間を割いています。
大切な歯の健康を守るため、みなさんも私たちと一緒に取り組んでいきましょう。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんな事でも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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